【できる経営者】できる経営者はどのように森を見ているのか?

『将来を考えると不安になる』

こんな悩みを持っている人経営者は、多いのではないでしょうか。もしかするとあなたは、”木を見て森を見ず”病にかかっているのかもしれません。

 

”木を見て森を見ず”の意味は、細かい点に注意し過ぎて大きく全体をつかまない(広辞苑)ことです。

 

”木を見て森を見ず”状態は、日常生活においても、ビジネスにおいても、いろんな場面で起こります。こと、ビジネスにおいては、会社の収益に直結しますから深刻です。

 

できる経営者は、よく将来のことを話します。場合によっては、夢のようなことを言い出すことがあります。これは、『足元ばかりを見ているわけではない』という証拠です。

 

一方で、創業間もない、経験が浅い経営者は、日々の経営課題に追われ、つい足下を見がちになります。それは大きな夢を抱いて起業した経営者であってもです。

 

仕方がないことでもありますが、あまりに足下ばかりを気にしていると、経営の方向性を見誤ります。そうならないようにするためには、やはり”森を見る”ことが必要です。

 

では、できる経営者は、木ばかりではなく、どのように森を見ているのでしょうか?

今回は、”できる経営者はどのように森を見ているのか?”をテーマに話をします。今回の話では、

 

・KPIにフォーカスしすぎない
・役割分担しても連携を忘れない
・その場しのぎで終わらせない

 

について話をします。

 

できる経営者は、それぞれのケースにおいて、どのように考えるのか?を知ることができるでしょう。

 

これできっと、足下ばかりが気になって不安だった気持ちがスッキリと晴れ、”木を見て森を見ず”状態から脱出して、将来を見据えて考えられるようになり、自信を持って経営ができるようになります

もくじ

KPIにフォーカスしすぎない

”事業計画を策定し、計画した売上高を達成するためにKPIを考える。そして、そのKPIに基づいて、各社員の評価基準を設けて、人事考課をする”

 

複雑な売上高をモニターするよりも、売上高に連動する適切なKPIを管理していくほうが、極めて合理的な考え方です。

 

一見すると間違っているようには思いません。しかしここには、落とし穴があります。計画時は売上高とKPIが強い相関性があったとしても、事業が進行していくうちに、売上高とKPIとの関係性も変わっていくことがあります。

 

関係性がズレているKPIを追いかけ続けていると、気づいたら売上高が大幅に未達になっているということが起こります。

 

また、KPIを各社員の評価基準にしたばかりに、社員はKPI達成が目的となり、売上高の変化に気づかない、あるい気づいていても言わない、ということが起こります。

 

目的はあくまでも、”計画した売上高を達成すること”です。設定したKPIにフォーカスしすぎることなく、一歩引いた視点で観察することが大切です。

 

日々の管理はKPIを使ってもいいでしょう。しかし、定期的に売上高をモニターし、売上高とKPIの関係を確認しながら、必要に応じて、KPIの見直しや各社員の評価基準を見直すことが必要です。

役割分担しても連携を忘れない

プロジェクトには多くの人が関わります。

プロジェクトを効率よく進めるために、関係者たちそれぞれの役割分担を明確にして、仕事を割り当てることをよくします。大きいプロジェクトだと、各関係者は、誰が同じプロジェクトにいるのか?どんな役割分担なのか?を知らないことがあります。

ここにも、落とし穴があります。

役割分担された自分の仕事についてはわかるが、他人の仕事や他のメンバーとどう関わっているのかがわからなくなることが起こります。

効率よく仕事進めるために役割分担したにも関わらず、他メンバーとうまく連携が取れず、逆にプロジェクトがスムーズに進まなくなるんです。

本末転倒ですよね。

これらを避けるためには、リーダーが全体を見渡し、分担された役割間の橋渡しをしなければいけません。

プロジェクトが大きいとリーダー1人では難しいかもしれません。そんな場合はサブリーダーを任命し、いくつかの役割について取りまとめをしてもらうようにするといいでしょう。

その場しのぎで終わらせない

市場やお客さんからクレームが来ます。必ず入ってきます。

 

そのトラブルの原因が複数あったり、それらが絡み合っていたり、あるいは根本的解決方法が簡単にできなかったりすると、すぐできることをその場しのぎ的にしてしまうことはよくあります。

 

しかし、その場限りの対処は、すぐに再発します。その場しのぎを続けていると、挙げ句の果てにお客さんはいなくなってしまします。

現場は矢のようなクレームに焦ります。クレーム対応で必死になります。心を痛めます。

 

しかし、リーダーは、慌ててはいけません。落ち着いて原因をしっかり考えていきましょう。そしてその原因に対する対策が難しくても、逃げずに取り組むようにしましょう。

 

多少時間がかかったとしても、確実に修正し、再発をしなければ、お客さんの信用はすぐに取り戻せます。

まとめ

今回は、”できる経営者はどのように森を見ているのか?”をテーマに

 

・KPIにフォーカスしすぎない
・役割分担しても連携を忘れない
・その場しのぎで終わらせない

 

について話をしました。

 

できる経営者は、それぞれのケースにおいて、どのように考えるのか?を知ることができたと思います。

 

これらを知ることで、足下ばかりが気になって不安だった気持ちがスッキリと晴れ、”木を見て森を見ず”状態から脱出して、将来を見据えて考えられるようになり、自信を持って経営ができるようになります

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wrote by ひさつぐ
(本名:丹田 久嗣(たんだ ひさし))

職業  :経営コンサルタント

業務内容:資金調達、上場準備、社外CFO、その他経営コンサル

活動地域:大阪、京都、滋賀、その他(要相談)

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【できる経営者】できる経営者はどのように森を見ているのか?” に対して1件のコメントがあります。

  1. SEO Service より:

    Awesome post! Keep up the great work! 🙂

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