【上場準備】上場を正しく理解するための基礎知識

上場に、どんなイメージがあるでしょうか?

 

トヨタ・パナソニック・ソフトバンクなどの、名だたる大企業。または、メルカリ・ココナラ・ライフネット生命など、成長著しい勢いのある企業。

 

利益率のいい事業を持っているとか、技術力が高いとか、成長スピードが早いとか、特別な会社でないと、上場は難しいと、感じているのではないでしょうか?

 

日本国内には、420万社の企業がありますが、そのうち、上場している企業は、たったの3,860社(2021年1月末現在)です。

 

この数字を聞いて、怖気付くのも無理はありません。

 

しかし、上場企業の名前を、いくつ言えるでしょうか?言えても、20社か、あるいは30社程度ではないでしょうか?ほとんどの上場企業を知らないと思います。

 

すなわち、上位のほんのひと握りの、有名な上場企業を思い浮かべて、自社と比べているに過ぎないんです。

 

上場に関する本はたくさんあります。ネットからも多くの情報が得られます。しかし、どれも小難しいです。専門用語がたくさん出てきます。

 

わかったような、わからないような、モヤモヤします。

今回は、”上場を正しく理解するための基礎知識”をテーマに、いまさら聞けない基礎中の基礎である、

 

・株式会社について
・株式市場ってなに?

 

について話をします。

 

今までのモヤモヤを解消し、上場というものを、正しく、正確に、理解できるでしょう。

株式会社について

会社とよく似た言葉に、企業や法人がありますが、区別はついていますでしょうか?意外とごちゃ混ぜになっているかと思います。

 

企業とは、利潤追求を目的として,継続的かつ計画的な意図のもとに、生産、販売、サービスなど各種の営利行為を実施する一個の統一された独立の経済的生活体。

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典から

簡単に言うと、私たちが日々使っているモノやサービスを作って、売っている組織のことです。

企業が作った商品を私たちが購入し、使うことによって、私たちは、快適な生活を送っています。一方、企業は商品を売って得た利益を元に、さらに新しい商品を作っていきます。

”企業”には、さまざまな形態があります。個人の場合もあるし、法人である場合もあります。

公務員などが働く公法人や、一般サラリーマンが働く私法人があります。利益を目的としない法人もあります。会社は、営利法人に位置付けられます。

そして、その定義は、”会社法に基づいて設立された法人”であり、株式会社、有限会社(今は設立できません)、合同会社、合資会社、合名会社の5つがあります。

そして、株式会社と、他の4種類の会社との違いは、株式を発行しているか否かです。

 

では、そもそも、なんで株式を発行しているのでしょうか?

 

株式会社に限らず、会社はすべて、設立と同時にまず、お金を入れます。そして会社は、そのお金を使って商品を作ります。

 

当然ですが、お金が多いほど、たくさんの種類、多くの商品が作れます。

 

ですから、経営者はたくさんお金が欲しいと考えます。しかし、経営者が出せるお金には、限界があります。

 

そこで考えられたのが、株式です。

 

株式(お金を出しましたよという”証し”)を発行して、お金を集めるんです。

 

そうすることによって、たくさんの人から、お金を集めることができるようになり、株式会社は、他の4つの形態の会社よりも、多くのお金を集められるようになりました。

 

株式を持っている人のことを株主といい、経営者は、株主たちからもらったお金を使って、設備を買い、社員を雇い、商品を作るんです。

株式市場ってなに?

証券取引所は、主に株式や債券の売買取引を行うための施設である。上場とは、株式や債券などの有価証券や商品先物取引の対象となる商品(石油、砂糖など)を取引所(市場)において売買可能にすること。

Wikipediaから

 

株式市場は、証券取引所の中にあります。証券取引所は、上場株式を取り扱う施設のことを言います。そして上場とは、株式会社の株式を、証券取引所、株式市場において、売買を可能にすることです。

 

より多くの人に、株式を持ってもらうほうが、会社にたくさんお金が入ってきます。

 

そのためには、株式を買ってもらうおうと、『株主になって欲しい』と、声をかけていく必要がありますが、いくら顔が広い経営者でも、限界があります。

 

例えば、農家の方が、自畑で取れた野菜を近所で売り歩いても、そんなにたくさん売れませんが、市場に並べて、そこにたくさんのお客さんに来てもらえたら、かなりの数を売ることができます。

 

それと同じように、会社の株式を、たくさんの人に買ってもえるようにと、市場を作りました。それが株式市場です。

しかしこの市場に、すべての株式会社の株式が並べられるわけではありません。

 

虫が食った野菜を並べている市場に、お客さんが来ないのと同じように、いい株式を並べないと、お客さんは来てくれません。

 

ですから、ある一定以上の品質を持つ株式だけが、市場に上ることができるようにしてあります。すなわちこれを上場すると言います。

株式を並べる市場は、日本にいくつあると思いますか?

 

『本日、◯◯株式会社が××に上場しました』というニュースを見たことがあると思いますが、ニュースによく出てくる東京証券取引所。

 

この東京証券取引所において、現在、・東証一部・東証二部・マザーズ・ジャスダック・東京プロマーケットの5つの株式市場があります(2021年4月から新区画に変わります)。

 

また、証券取引所は、東京だけではありません。札幌、名古屋、福岡にもあり、これらの地方証券取引所それぞれに、2つから3つの株式市場があります。

 

すなわち現在、東京に5つ、札幌に2つ、名古屋に3つ、福岡に2つ、合計12個の株式市場があるんです。

 

思った以上に多くないですか?これだけの数の株式市場が日本にはあり、3,860社の上場企業の株式が毎日売買されています。

 

では、各市場は何がどのように違うのでしょうか?

 

一般的な食材を取り揃えている店と、高級食材ばかりを扱うお店とがあるように、株式市場でも、それぞれで扱う株式が違っています。

 

各株式市場には、基準というものを設けています。形式基準と実質基準というものです。

簡単にいうと、形式基準は、会社の売上とか利益とか、会社の規模を表す、定量的なもので、実質基準は、上場企業にふさわしい管理体制を備えているか?、などの定性的な基準です。

 

例えば、・東証一部は超一流企業・東証二部は一流企業・マザーズやジャスダックは新興企業が対象という感じで、形式基準が設けられています。

 

また、地方証券取引所にも、形式基準があり、ざっくり言うと、・一流企業か・新興企業かで別れています。地方証券取引所の特徴は、地方に根づいた企業が多いというところです。

 

東京プロマーケットには、形式基準がありません。

 

すなわち、売上が大きい企業や成長著しい新興企業でなくても、実質基準を満たせば、上場できるという市場です。

 

この東京プロマーケットの特徴は、形式基準がないということ以外に、他の市場が一般人に公開しているのに対して、本市場は証券取引を専門とするプロたちだけが参加できる市場です。

 

株式市場はいくつもあります。

 

会社の規模や、商品/サービスの提供先や、事業が成長事業なのか?堅実安定事業なのか?で、株式市場をどこにするか選べば、上場も夢ではないということです。

 

さらには、東京プロマーケットから、マザーズやジャスダックへ、ステップアップ上場したケースがあります。

 

また、ニトリやユニクロのファーストリテーリングのように、地方証券取引所に上場した後、東証一部や東証二部に上場したケースもあります。

 

すなわち、レベルに合わせて、ステップアップしていけるということなんです。ハードルが下がったのではないでしょうか?

まとめ

今回は、”上場を正しく理解するための基礎知識”をテーマに、いまさら聞けない基礎中の基礎である、

 

・株式会社について
・株式市場ってなに?

 

について話をしました。

 

今までのモヤモヤを解消し、上場というものを、正しく、正確に、理解できたと思います。

そしてきっと、『上場は意外と難しくないんじゃないか?』と感じることができたのではないかと思います。

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最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。

いかがだったでしょうか。

 

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wrote by ひさつぐ
(本名:丹田 久嗣(たんだ ひさし))

職業  :経営コンサルタント

業務内容:資金調達、上場準備、社外CFO、その他経営コンサル

活動地域:大阪、京都、滋賀、その他(要相談)

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