【できる経営者】ベンチャー企業でのバックオフィスの整え方
会社の業務は、事業部門とバックオフィス(管理部門)の2つに分けることができます。事業部門は、会社の売上高を伸ばすことを目的とし、バックオフィスは、文字通り、事業部門を支える業務、
・人事
・総務
・経理
・財務
・法務
・IT
などを担当しています。
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一般的に、ベンチャー企業では、事業部門の比重が大きくなり、バックオフィスを軽視する傾向があります。
それは、バックオフィスが”コストセンター”とも言われるように、直接的に売上を生み出さず、費用ばかりが積み上げられるからです。
会社が小さいうちは、売上高を優先し、極力経費を抑えたいと考えるのは、当然です。
バックオフィスの整備が後回しになるのは頷けます。
創業間もなくは、仕方ないとしても、いつまでもそういう状態では、安定した経営はできません。急成長する事業をしっかり支えるバックオフィスがないと、機会損失が発生し、売上高は思い通りに伸びていきません。
ベンチャー企業にとって、バックオフィスは、事業部門に勝るとも劣らず、大事な部門なんです。
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今回は、”ベンチャー企業でのバックオフィスの整え方”をテーマに話をします。今回の話では、
・バックオフィスが重要な理由
・いつから整備すればいいのか?
・どのように始めるといいか?
について話をします。
これらを知ることで、バックオフィスがいかに大事であるか、またどのタイミングで、どのように整備をしていけばいいかがわかります。これであなたは、ベンチャー企業にとって、ベストなバックオフィスを構築することができるようになります。
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もくじ
バックオフィスが重要な理由
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経営者一人で会社経営をスタートするケースも多いと思います。また経営者の中には、法律に詳しくない方もいらっしゃるでしょう。
社員を雇えば、社会保険への加入手続きや所得税/住民税の手続きをしなければいけません。社員が10名超えると、就業規則を労働基準局に届けなければいけません。社員に対して毎月所定期日に、給与を支払わないといけません。
毎年会社の成績をまとめなければいけません。黒字であれば、税金を払わなければいけません。これらは法律で定められています。法令に基づいた面倒な手続きがたくさんあります。
これらすべてを経営者がやっていては、事業が前に進みません。経営者が事業に専念するためには、バックオフィスは必要なんです。
バックオフィスの整備が進むと、会社の状況が整理され、よく見えるようになります。経営者はそれらの情報に、容易にアクセスできるようになります。
バックオフィスが整っているということで、銀行借入やM&Aのバリュエーションに対して、プラスにも働きます。すなわち、得られるメリットも多くあるということです。
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いつから整備すればいいのか?
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創業間もなくは、それほどバックオフィス業務が多いわけではないので、経験がないメンバー、例えば、経営者自身であったり、営業マンが、手隙の時に対処してもいいでしょう。
しかしいつまでも、そういう状況は良くありません。では、いつからバックオフィスを整備し始めればいいんでしょうか?
一概には言えませんが、目安としては、ある程度事業が軌道に乗ってきたとき、すなわち、採用活動に力を入れ始めた時期、具体的には、社員が10名程度になる時点かと思います。
社員を採用するにあたって、いろいろな手続きが必要ですから、バックオフィスが脆弱では、採用もおぼつきませんし、自信をもって、受け入れることもできません。
初めは、1名からのスタートでいいでしょう。社員でもいいですし、パートや派遣社員でも、業務のボリュームに合わせて、選択すればいいと思います。
ただし、そもそも、バックオフィスの人材の流動性は、それほど高くないですし、ましてやベンチャー企業だと、採用に結構苦労することは、覚悟しておいたほうがいいです。
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どのように始めるといいか?
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初めは、社内に1名設置するといいでしょう。社員でもいいですし、パートや派遣社員でもいいと思います。事業が伸びていくと、すぐに1名では対応できなくなります。
もちろん、2人目を採用してもいいんですが、前項でも述べた通り、採用に苦労するので、採用も視野に入れながら、外部委託やクラウドサービスなどを検討するといいでしょう。
バックオフィスの業務は、業務内容が一般化されています。そのため、外部業者にアウトソーシングしやすいです。初めのうちは、業務ボリュームもそれほど多くないので、社内に抱える人員は最小限にして、外部委託を考えるというのも一つの考え方です。
経理や法務など、専門知識が必要な業務は、業務ボリュームを踏まえながら、少しずつ社内に取り込めるようにしてもいいでしょう。また、外部委託するよりも手軽に着手できるのが、各種クラウドサービスを利用する方法です。
最近では、バックオフィス業務を効率化するためのさまざまなサービスがあるので、うまく活用して、業務の効率化を進めることもできます。
いずれにしても、費用対効果を正確に把握することが大事です。単純なコスト比較だけでなく、業務効率の向上やサービス品質の向上といった要素も、考えたほうがいいですね。
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まとめ
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今回は、”ベンチャー企業でのバックオフィスの整え方”をテーマに話をしました。今回の話をまとめると、バックオフィスが重要な理由は、経営者が事業に専念するためです。また、会社の状況がよく見えるようになります。
さらには、銀行借入やM&Aのバリュエーションに対して、プラスにも働きます。初めは社内に1名設置し、外部委託やクラウドサービスなどを活用するといいです。
これらを知ることで、バックオフィスがいかに大事であるか、またどのタイミングで、どのように整備をしていけばいいか、がわかったでしょう。
これであなたは、ベンチャー企業にとって、ベストなバックオフィスを構築することができるようになります。
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wrote by ひさつぐ
(本名:丹田 久嗣(たんだ ひさし))
職業 :経営コンサルタント
業務内容:資金調達、上場準備、社外CFO、その他経営コンサル
活動地域:大阪、京都、滋賀、その他(要相談)
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