【契約書】契約書を甘くみてはいけない!
『契約書を作るのが面倒くさい』
『契約書を読んでもよくわからない』
『口頭で約束したら十分だ』
契約書を軽く考えている中小企業の経営者は非常に多く、ビジネスのあらゆる場面で、”契約書がない”・”条件が公平でない”・”約束事が契約書に反映されていない”ということに出くわします。
そしてさらには、『アイデアを盗まれた』とか、『口約束が守られない』とか、ということをよく耳にするんです。
アメリカでは、契約社会と言われるほど、契約書がなければ物事は動きません。また日本においても、大企業では法務部門がしっかり契約回りを固めています。
大企業や海外企業は、契約書に疎いと察すると、それをうまく利用して、有利に交渉しようとしてきます。
契約書を甘くみてはいけません。
こちらが契約に対して、知識があることを示せば、騙されないようになります。そしてしっかりとした契約を結めば、公平な対等な取引になります。
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今回は、”契約書を甘くみてはいけない”をテーマに、
・契約書を甘く見てしまう理由
・なぜ契約書が必要か?
・契約書の役割
について話をします。
ついつい甘く考えてしまう契約書。なぜ契約書を甘くみてしまうのか?なぜ契約書が必要なのか?どう考えればいいのか?がわかります。
そうすると、契約書に対する考え方が変わり、大企業や海外企業と対等に取引ができるようになります。
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もくじ
契約書を甘く見てしまう理由
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契約書を甘く考えたために、不平等な取引条件を飲む羽目になったり、口約束を反故されたり、することが起こります。なぜ契約書を甘く見てしまうのでしょうか?その理由は3つあります。
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わかりにくいから
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契約書は、誰が読んでも同じ解釈になるように書かれていなければいけませんので、周りくどい言い回しになりがちです。その結果、口語ではあまり使わない、馴染みのない文章になり、本末転倒なのですが、一目でわかりにくくなってしまうんです。
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法律の知識が乏しいから
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契約書は、商法や特許法など法律に基づいて書かれている必要があるので、法律の知識を有していないと、書けませんし、理解もできません。また、弁護士や司法書士に、見てもらったり、書いてもらうと費用がかかります。
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性善説主義だから
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日本では、口約束でも、『約束は守るものだ』という性善説に立って考える習慣があります。日本は単民族国家であり、アメリカなどのような、多民族国家によくみられる、多種多様な価値観は存在しないので、お互いの認識の違いが起こりにくいと考る傾向があります。
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なぜ契約書が必要か?
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取引先への牽制
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大企業や海外企業は、法務知識が豊富です。
ですから、相手が法務知識に疎いとわかると、自分たちに有利になるように、交渉しようをします。彼らと対等に取引するためには、契約書を甘くみてはいけません。
契約に対する意識が高いことを示せると、相手への牽制になります。また信用力も上がります。騙されないように、認識のズレをなくすように、不公平な取引にならないように、するためには契約書は必要なんです。
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価値観の違い
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企業や業界によって、価値観や常識は異なります。価値観や常識の違いが争いの火種となります。
例えば、報酬の支払いで、前払いが当たり前な業界があると思えば、後払いが当たり前な業界もあります。また、海外企業との取引が増えてきていますが、日本では常識と思われることでも、ある国だと常識ではない場合があります。
・価値観が違う
・考え方が違う
前提で、ビジネスを考えておく必要があります。
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どう考えるか?
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トラブル時の対処方法を決めたもの
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契約書は、ビジネスがうまくいっている場合は、必要ないものです。ひとたび、トラブルが起こると、見解の相違が見つかります。価値観は違います。利害関係は一致しません。
ですから、契約書は、トラブルが発生した時に、どうするか?を事前に決めておくものだと、理解しておいた方がいいんです。
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約束事を言語化したもの
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トラブルを起こしたいと思う人はいません。しかし、争い事を前提に考えることに、違和感があるかもしれません。その場合は少し、視点を変えてみるといいと思います。
・考え方の違い
・共通認識
・役割
・義務と責任
などを明確にして、お互いがいつでも確認できる文章として、落とし込んでいくものだと考えます。
口頭でも約束事は、言った/言わないの争いになったり、認識の相違であったり、するので、言語化して、頭で考えていることをお互いが確認するものだと考えます。
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まとめ
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今回は、”契約書を甘くみてはいけない”をテーマに、
・契約書を甘く見てしまう理由
・なぜ契約書が必要か?
・契約書の役割
について話をしました。
なぜ契約書を甘くみてしまうのか?なぜ契約書が必要なのか?どう考えればいいのか?がわかったと思います。
これできっと、しっかりと契約書というものを捉えられるようになり、大企業や海外企業と対等に取引ができるようになるでしょう。
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wrote by ひさつぐ
(本名:丹田 久嗣(たんだ ひさし))
職業 :経営コンサルタント
業務内容:資金調達、上場準備、社外CFO、その他経営コンサル
活動地域:大阪、京都、滋賀、その他(要相談)
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