【できる経営者】言語化能力を上げるには?

『どこから話を始めようか?』『言いたいことはこれでよかったのか?』『えーっと結論はなんだっけ?』自分でも何を話したかったのか?よくわかならなくなるってことはないでしょうか?

あるいは、『思ってることがうまく伝えられない』と感じたことはないでしょうか?

仕事柄、経営者の方々から事業の相談を受けることが多いのですが、どんどん深く聞いていくと、話のポイントが見えなくなることがよくあります。

”素晴らしいアイデアをお持ちのようなのに、それを他人にわかりやすく、伝えることができない”という場面に出くわします。非常にもったいないです。

いいアイデアであっても、他人に理解してもらえなければ、協力してもらえません。協力してもらえなければ、アイデアを実現することも難しくなります。

他人に協力を得る時に、話をして理解してもらうために必要になるのが、”言語化”です。

相手にアイデアを伝える方法は、企画書であったり、プレゼンであったり、あるいは、口頭説明であったり、いろいろな方法があるでしょう。

いずれも言語化ができていれば、そう難しくありません。

できる経営者は、言語化が身についていて、アイデアやイメージを相手に、わかりやすく伝える能力が高いです。

彼らは生まれ持って言語化能力が高かったのでしょうか?それとも訓練して身につけたのでしょうか?どのようにすれば言語化能力を身につけることができるのでしょうか?

今回は、”言語化能力を上げるには?”をテーマに、

 

・なぜ言語化できないのか?

言語化の訓練をする

言語化を実践する

 

について話をします。言語化能力が身につけば、相手にアイデアを正しくわかりやすく伝えることができます。

そうすると、共感してもらえる協力者が現れるかもしれません。ただのアイデアに過ぎなかった商品/サービスが具体化し、事業へ発展し、会社をより大きくできるかもしれません。

もくじ

なぜ言語化できないのか?

なぜ、イメージしたことが言語化できないのでしょうか?

 

その理由は、ちゃんと考えていないからです。

 

『そんなことない!』と思うかもしれませんが、知らずのうちに、考えを整理しないまま考えることを放棄して、わかった気になっているだけなんです。

 

他人を話し合っているうちに、だんだんと考えがまとまってきたり、もやっとしていた感情が、はっきりとわかってくる経験をしたことはないでしょうか?

 

試しに、好きな食べ物を10個あげてください。

 

言語化ができない人は、『いっぱいあるよ』と言いながら、実際にあげてみると、なかなか出きません。

 

一方、言語化ができる人は、すぐに挙げることができるはずです。

 

頭で考えていることは、物事を断片的に捉えていることが多く、それぞれが繋がっていません。その結果、話したり、やってみたら、『あれ?うまくいかない』ということが起きるんです。

 

言語化できるようになると、頭の中にある断片的な物事をつなげることができます。つながっていないところがわかります。欠落しているところが明らかになります。間違っているところに気づきます。

 

そして、これらを補修して、イメージが整理されていくのです。

言語化の訓練をする

 

優れた経営者は、彼らは生まれ持って言語化能力が高かったのでしょうか?それとも訓練して身につけたのでしょうか?

 

答えは後者、後から身に付けたんです。

 

言語化能力は持って生まれたものではありません。訓練すれば、誰でもできるようになります。では、言語化ができるようになるためには、どうすればいいのでしょうか?

インプットを増やす

言語化は文字通り、イメージを言葉にすることです。ですから、頭の中に浮かんだことを、表現する言葉を知らなければ、言語化することはできません。

 

そのために、語彙量を増やさなければいけません。

 

優れた経営者は活字をよく読みます。新聞に限らず、本や雑誌やメルマガやネットやSNSなど、多くの活字に触れて、語彙力を上げています。

 

活字を読むというのは結構辛いもの。いきなり難しい本を読んでも続きませんから、親しみやすい簡単なものから、漫画でもいいと思いますし、もし活字が辛ければ、動画や音声などから、インプットを始めるといいと思います。

アウトプットを増やす

インプットして語彙量が増えても、使わなければ忘れていきます。使えなくなります。

 

ですから、アウトプットを増やすことが重要です。twitterなどのSNSでつぶやいたり、自身のブログに書いたり、友人に話してみたりするといいでしょう。

 

初めは辛く感じると思います。こちらもインプットと同様、親しみやすい簡単なものから、始めるといいと思います。

 

twitterは140字までという字数の上限があるので、取り組みやすいと思いますし、言語化の訓練に最適なツールだと思います。

 

twitterから始めて、だんだん慣れてきたら、3,000、5,000文字のブログ等にチャレンジするといいかもしれません。

言語化を実践する

実際にどうやって自分の頭の中を言語化していくのか?について、私がよく使う方法を下記に紹介します。

単語を書き出す

初めに単語で思いついたことを書き出します。

 

文章を書くとか、いい言葉や悪い言葉とか、一貫性がなくても、あまり意識せずに、思いついたままに書きます

 

私は今でも考えがまとまらない時は、この方法を使って、キーワードを書きなぐってから、それから頭の中を整理しています。

 

一日中単語を書きまくる時もありますし、時には数日にわたって考えることもあります。

単語をグルーピングする

 

思いつきで書いた単語は、よく似た単語や言い換えだったりしますので、同じような単語をグループにして、単語のチームを作ります。

 

そして、そのチームの名前をつけるんです。

 

名前はその単語の代表的なものでもいいですし、グルーピングした単語を一括りにする単語を選んでもいいと思います。

単語をつなぎ合わせる

単語をつなぎ合わせるときのポイントとして、”5W1H”と”起承転結”があります。この2つのいずれかを意識するだけでも大きく変わります。5W1Hは、

 

・Who(だれが)

・When(いつ)

・Where(どこで)

・What(なにを)

・Why(なぜ)

・How(どのように)

 

を指し示す言葉です。

 

5W1Hを意識して文章を書くと、伝えたい情報の主旨が明確になり、過不足なく伝えることができます。 起承転結は、話や文章をわかりやすくするための文章術のことです。

 

・”起”:背景や事前情報

・”承”:本題の導入

・”転”:話したいことや展開

・”結”:結論

です。

 

ビジネスにおいては、まず結論からいうケースも多いので、話し相手や状況によって、”結”を前に持っていくなど、順番を入れ替えるなどの工夫をするといいでしょう。

まとめ

今回は、”言語化能力を上げるには?”をテーマに、

 

・なぜ言語化できないのか?

言語化の訓練をする

言語化を実践する

 

について話をしました。

言語化能力を上げるイメージはついたでしょうか?言語化能力が身につけば、相手にアイデアを正しくわかりやすく伝えることができます。

そうすると、共感してもらえる協力者が現れるかもしれません。

ただのアイデアに過ぎなかった商品/サービスが具体化し、事業へ発展し、会社をより大きくできるかもしれません。いや大きくできるに違いありません。

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wrote by ひさつぐ
(本名:丹田 久嗣(たんだ ひさし))

職業  :経営コンサルタント

業務内容:資金調達、上場準備、社外CFO、その他経営コンサル

活動地域:大阪、京都、滋賀、その他(要相談)

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