【基礎知識】上場準備:上場するとどんないいことがあるの?
上場するとどんないいことがあるの?
前回の話では、
”上場って難しいものなのか?”
をテーマに、
・株式を並べる市場はいくつあるの?
・市場で扱う株式が違う
・上場は確かにたいへん
を解説しました。
前回の話を振り返ると、
東京、札幌、名古屋、福岡、
の4つの証券取引所があり、
株式市場は、
合計12個(2022年4月から11個)
あることを説明しました。
適切な市場を選べば、
公序良俗に反する事業を
行なっている会社でなければ、
どんな会社でも
上場のチャンスはあリますが、
『ある一定の基準は
クリアしなければならない』と話し、
すなわち、
『上場というものを正しく知って
正しく恐れることが大事だ』
ということを
お伝えいたしました。
https://amadahisatsugu.com/kiso2
・
前回の話できっと、
上場に対するハードルが
下がったと思います。
『当社も上場できるかもしれない』
と感じた経営者も多いと思います。
それと同時に
『でもいったい、
上場してどんないいことがあるの?』
と疑問に思ったかもしれません。
・
・
今回は、
”上場すると
どんないいことがあるの?”
をテーマに話をします。
今回の話では、
・上場したらいいことあるよ
・上場したら困ることもあるよ
・上場は経営者の考え次第
を順番に解説していきます。
これらの3つを理解することで、
上場のメリットと
デメリットが理解できます。
上場というものをさらに
深く理解できるようになるでしょう。
・
・
もくじ
上場したらいいことあるよ
・
上場するための基準を
クリアするのはたいへんですが、
その基準をクリアすることによって、
得られるメリットがあります。
・
・
お金ががっぽり入ってくる
・
上場する会社は、
上場時に新株発行を行います。
すなわち上場すると同時に、
ニューマネーを
会社に入れることができます。
上場を起点に、
ビジネスを大きく広げていく
会社も少なくありません。
また上場時の株価は、
上場前の株価よりも高く設定するので、
上場前後の差額で
利益を得ることができます。
上場前から株式を持っている
創業者や役員や社員は、
一部の株を売却することで、
利益を得ることができます。
売却する株式数にもよりますが、
数百万円、数千万円以上もの
利益を手にする人も少なくありません。
・
・
めちゃくちゃ信用されるようになる
・
上場するための準備段階で、
法令順守や内部統制、
コーポレート・ガバナンスといった、
不正を防ぐ仕組みが
社内にでき上がります。
また、
上場している間はずっと、
財務状況や業績は、
世間に公表されるので、
会社の成績が
ガラス張り状態になります。
その結果、
社会的信用力が上がるんです。
上場会社というだけで、
取引や採用や融資などの
会社運営が非常にやりやすくなります。
・
・
上場したら困ることもあるよ
・
上場して
いいことばかりではありません。
当然ですが、
デメリットもあります。
・
・
いろいろ面倒くさくなる
・
上場前は、
株主が少数なので、
スピーディーに、
会社の経営方針を決められますが、
上場すると株主が非常に多くなり、
説明の手間が増えるため、
機動性が損なわれるようになります。
また、
自社の業績や
経営に関わる情報を整理して、
投資家や株主に、
適時開示しなければなりません。
会社にとって不都合な事実も、
公にする必要が出てきます。
さらには、
上場のための、
ガバナンス体制などの整備は、
従来業務とは別に、
やらなければならない業務です。
上場を続けている期間も、
体制の維持管理をしなければならず、
業務負荷が相当増えます。
相当な時間と労力を
割かなければならないんです。
・
・
お金がかなりかかる
・
上場にかかる費用は、
上場審査手数料の他、
引受手数料、
監査報酬、
印刷会社への支払い
など多岐にわたります。
上場準備をサポートしてくれる
外部専門家など必要な費用を含めると、
会社の規模や上場による
調達資金の額にもよりますが、
数億円以上という
大きな費用が必要になります。
さらには、
上場後も、
年間上場料や監査報酬、
株主名簿管理料などの支払いは続き、
更に内部管理体制強化や
株主総会運営コストも発生し、
比較的規模の小さい
中堅会社でも、
上場維持のために、
年間1億円ほどかかると言われています。
・
・
上場は経営者の考え次第
・
上記で、
メリットと
デメリットを解説しました。
デメリットでは、
いろいろと面倒なことが増え、
時間と労力を
割かないといけませんが、
社会的信用を維持するためには、
必要なことだとも言えます。
また、
上場するための費用や上場を
維持するための費用はかかりますが、
社会的信用を
買っているためだと考えると、
必ずしも無駄という
わけでもなさそうです。
メリットを優先して上場する。
あるいは、
デメリットを考慮して上場しない。
どちらが正しい
ということはありません。
経営者自身が、
メリットとデメリットを正しく、
理解してしっかり考えることが大切です。
・
・
まとめ
・
今回は、
”上場すると
どんないいことがあるの?”
をテーマに
・上場したらいいことあるよ
・上場したら困ることもあるよ
・上場は経営者の考え次第
を解説しました。
今回の話をまとめると、
上場していいことは、
・お金ががっぽり入ってくる
・めちゃくちゃ信用されるようになる
ことです。
そして上場して困ることは、
・いろいろ面倒くさくなる
・お金がかなりかかる
ことです。
メリットを優先して上場する。
あるいは、
デメリットを考慮して上場しない。
どちらが正しい
ということはありません。
経営者自身が、
メリットとデメリットを正しく、
理解してしっかり考えることが大切です。
これらを理解することで、
上場のメリットと
デメリットが理解できたでしょう。
上場というものをさらに
深く理解できるようになったと思います。
・
私の著書に、
『5年で上場するための道筋』があります。
ここには、
上場を考え始めてから上場を果たすまでの
ステップが書かれています。
どういう順番で、
上場準備を進めていけばいいのか?
わかりますので、
よかったら参考にしてください。
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最後まで読んでいただいて、
ありがとうございます。
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wrote by ひさつぐ
(本名:丹田 久嗣(たんだ ひさし))
職業:経営コンサルタント
業務内容:
資金調達、上場準備、社外CFO
、その他経営コンサル
活動地域:
大阪、京都、滋賀、その他(要相談)
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