【できる経営者】真のリーダーはしっかり責任を取る覚悟を持っている
社長であるあなたは、責任を取る自信はありますか?『あいつが悪い』『あの人が言うから』『環境が悪いから』という言い訳を社員から聞いたことはないでしょうか?
会議に関係者たちが集まったけど、
・多くの人が傍観者になって
・発言をしない
・出てきた意見を否定批判する
・そして結局なにも決まらない
ということを経験をしたことはないでしょうか?
社内がこのような雰囲気になるのは、社長に責任を取る覚悟ができていないからです。このような会社は極めて危険です。
社員それぞれが主体的になり、会議では活発な議論がなされ、大きなプロジェクトを成功させ、会社の業績がどんどんアップする会社には、必ず、真のリーダーがいます。
その真のリーダーは、どんな難しい課題をものともせず、果敢にチャレンジします。
会社を成長し続けるためには、社長は真のリーダーであるべきです。そして1人でも多くの真のリーダーを育てるべきなんです。
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今回は、”真のリーダーはしっかり責任をつす覚悟を持っている”をテーマに、
・責任を取る覚悟が持てなければ成功しない
・”責任を取る”とはどういうことなのか?
・責任を持つために必要なこと
を話します。リーダーには責任を取る覚悟が必要であること、どうすればその覚悟ができるのかが分かります。
そうしたらきっと、あなたは真のリーダーとなれるでしょう。社内には真のリーダーたちで溢れかえり、どんな困難に直面しても立ち向かえるようになるに違いありません。
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もくじ
責任を取る覚悟が持てなければ成功しない
問題が発生したときに、こんな場面に遭遇したことはないでしょうか?
『誰が決めた?』『誰がやった?』『誰がいいって言った?』と、まずは犯人を探し始める会議室。
そして、誰かが言います。『責任者は誰だ?』
『私が責任者です』と言ったらもう大変。役員/同僚/部下など、あらゆる方向から責められます。さらには、『いつか失敗すると思った』『信じられない』まったく関係のない人までもが、責め立ててきます。
腹を決めて、『責任を取って…』と言いかけると、『そんなで許されると思うな』『頭を下げればいいわけじゃない』と容赦なく叩かれます。
怖いですよね。誰だってイヤになります。逃げたくなります。『責任なんか取りたくない』って思います。
責任が取れない人は決断できません。思い切った判断ができません。
判断したとしても、弱腰で中途半な態度や言動となり、何か問題が発生すると、すぐに態度を変え、他人のせいにします。だからチャレンジはしません。
チャレンジしなければ、新しい扉は開けません。成功はしません。
成功したければ、チャレンジしなければいけません。チャレンジしたければ、決断をしなければいけません。決断するには、責任を取る覚悟を持たないといけないのです。
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”責任を取る”とはどういうことなのか?
リーダーは、あらゆる場面で決断を迫られます。十分に情報がある場合は簡単です。リーダーでなくても判断できます。しかし、ほとんど場合、情報が足りません。それでも、リーダーは決断を迫られます。
判断を誤るかもしれません。お客さんや自社に損害を与えるかもしれません。しかしです。決断が遅れるほど、損害を大きくしてしまったり、関係者により迷惑をかけたりする場合もあるんです。
あるエピソードをお伝えしたいと思います。
私が新人の開発部員だった時の頃です。社長から直々に呼ばれて、製造現場のトラブル対策を指示されました。現場は切羽詰まっており、検討期間は1日しかないとのこと。私はその指示に従って、徹夜で検討をしました。
翌朝、社長に呼ばれ、検討結果を報告しました。検討した中で、最も有効な対策案を提示したものの、その対策では十分じゃないこともわかっていたため、『もう1日ください』と社長に願い出ました。
社長は目を閉じ、しばらく考えた後、『その対策案でいく』と言うんです。『社長。ちょっと待ってく..』と言いかけましたが、『構わん。それでいけ!』と語気を強めたんです。
すぐ、工場に指示が出て、一気に私が提案した対策が導入されました。案の定、一時的には対策できたものの、懸念していた問題が浮上しました。
製造現場の混乱はしばらく続き、いろいろと苦労しましたが、社長の指揮のもと、全社員で乗り切り、最終的には生産は安定し、その後その製品は、会社の主力製品の一つになりました。
それから数年経ったある日、社長が私のこの時のことを話してくれました。『あの判断で、会社は乗り切れたんだ』と。
真のリーダーは、責任を取る覚悟を持っています。”責任を取る”ということは、その決断で、どんな結果になろうとも全て受け入れるということです。そして、こうしたリーダーの決断は、社員をも奮い立たせ、会社を一つにし、苦難を乗り越えていくんです。
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責任を持つために必要なこと
第64・65代内閣総理大臣の田中角栄氏。1962年に第2次池田内閣の大蔵大臣に就任したときに、大蔵官僚を前に挨拶をしました。
できることはやる。できないことはやらない。しかし、すべての責任はこの田中角栄が背負う。以上!
これを聞いた大蔵官僚たちは、一発で彼にイチコロとなりました。
彼のように言い切れたら、どんなにいいでしょう。そんな彼だからこそ、今もなお、たくさんの人から、尊敬されているのだと思います。
では、責任を持つために必要なことは、いったい何でしょうか?
前のエピソードで紹介した社長をずっと見てきて思うことなんですが、それは”誠実さ”なんじゃないかと思うんです。
自分に対しても、お客さん、社員、取引先、家族、友人など、どんな人に対しても、またあらゆる出来事に対しても、
誠実に向き合い、誠実に考えることができ、誠実に答えを導き出し、誠実に判断するということが、非常に大切なんじゃないかと思います。
それができた人こそが、真のリーダーと呼ぶべき人なんだと思うんです。
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まとめ
今回は、”真のリーダーはしっかり責任をつす覚悟を持っている”をテーマに、
・責任を取る覚悟が持てなければ成功しない
・”責任を取る”とはどういうことなのか?
・責任を持つために必要なこと
の話をしました。リーダーには責任を取る覚悟が必要であること、どうすればその覚悟ができるのかが分かったと思います。
これできっと、あなたは真のリーダーとなれるでしょう。社内には真のリーダーたちで溢れかえり、どんな困難に直面しても立ち向かえるようになるに違いありません。
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wrote by ひさつぐ
(本名:丹田 久嗣(たんだ ひさし))
職業 :経営コンサルタント
業務内容:資金調達、上場準備、社外CFO、その他経営コンサル
活動地域:大阪、京都、滋賀、その他(要相談)
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