【上場準備】主幹事証券を選定する方法

上場申請直前々期、いわゆるN-2期に入ると、経営管理体制の整備が本格化していきますが、N-2期に入る前、あるいは入って直後に、監査法人と主幹事証券会社を選定します。

 

監査法人の選定後すぐ、彼らによるショートレビューで、会計処理にまつわる管理体制が整っているかどうか?の調査を受けます。そこで明らかになった不備をN-2期に是正をしていきます。

 

また並行して、主幹事証券会社を選定し、会計以外の経営管理体制の整備についてのアドアイスや指導を受けていきます。

 

すなわち、監査法人及び主幹事証券会社は、上場するための重要なパートナーであり、上場が成功するかどうかは、監査法人及び主幹事証券会社がキーを握っていると言っても過言ではありません。

 

ですから自社に合ったをパートナーを選ぶ必要があります。

 

 

監査法人は、全国で約260社あり、その中でIPOの監査を扱っている監査法人は60社ほどあります。

 

監査法人を選ぶにあたっては、もちろん実績が多い、大手監査法人(EY新日本、あずさ監査、トーマツ、PwCあらた)がよいとは思いますが、

 

IPOにおける会計基準は明確に定められているため、準大手監査法人(仰星、PwC京都、三優、太陽、東陽)でも十分に対応していただけますし、

 

それ以外でも監査をしてもらえることはある(問い合わせは必要)ので、そんなに神経質になる必要はないでしょう。

 

一方、主幹事証券会社として実績としてある証券会社は18社(2021年12月1日現在)あるそうです。

 

彼らが担う会計以外の経営管理体制の整備では、明確な基準がなく、各企業で作り上げていくことが多いので、主幹事証券会社の経験有無および実績は、主幹事証券会社の選定においては重要なファクターになります。

 

今回は、そんな主幹事証券会社を選定する方法をテーマに、

 

・証券会社を絞り込む

・証券会社にアプローチする方法

・選定するポイント

 

についてまとめました。

 

主幹事証券会社をどこにするかで、上場ストーリーが変わりますので、正しく情報を入手して、しっかりと判断をしてください。あなたの会社に合った主幹事証券会社が選定できれば、スムーズに上場ができるでしょう。

 

証券会社を絞り込む

まず証券会社を絞りこみます。主幹事証券会社は、やはり大手証券会社がオススメです。

 

何故ならば、ノウハウや経験が豊富ですし、スタッフの数も豊富だからです。まずは大手証券会社にアプローチするといいでしょう。

 

大手証券会社()内は2021年主幹事実績数)では、

 

・みずほ証券(27

・野村證券(27

・SMBC日興証券(22

・SBI証券(18

・大和証券(12

 

の5社があります。

しかし、いくら企業側が『大手証券会社がいい』と言っても受けてくれない場合がありますので、準大手を含む他の証券会社にも声をかけておいたほうがいいでしょう。

主幹事候補証券会社一覧

証券会社にアプローチする方法

次にアプローチする方法ですが、すでに上場している先輩経営者や監査法人や上場支援会社などから紹介してもらうのが一番いいです。

 

紹介を受けてると、ある一定の信頼を得られるという状態で、現弾をすることになりますから、よく話を聞いてもらえます。

 

しかしどうしても紹介が難しいようであれば、各証券会社の営業部門に連絡をするしかありません。

 

この場合対応者にょっては、もしかすると冷たい対応をされるかもしれませんが、それはその対応者が良くないだけなので、違うルートで他の担当者にアプローチするなどやってみてください。

 

 

いずれかの方法でコンタクトした後は、各社の営業部門とやりとりをします。

 

主幹事証券の契約が完了したら、同社の公開引受部門に主体が移ります。そして同社の上場前審査では、同社の引受審査部門にバトンタッチされ、厳しく審査を受ける、という流れになります。

 

選定のポイント

証券会社を絞り込んだら、各証券会社に必要資料を提供して、プレゼンを受けることが望ましいです。

 

評価するポイントは以下の通りです。

 

事業や業界について理解できているか

事業や業界が理解できていない主幹事証券会社が担当になった場合、準備作業に手間取ることがあるので、申請会社の事業のことを理解し、業界のことも熟知していて、同業界の上場を数多く経験していることが望ましいです。

 

上場時の企業価値評価

上場時の企業価値評価は、重要な評価パラメーターです。

 

各証券会社によって、考え方は少しつづ違いますので、数値だけでなく、どのように考えて、算出した数値なのかも聞くとよいでしょう。

 

証券会社及び公開引受担当の実績

実績数と豊富な新規公開実務の経験を有しているかどうかが重要です。大手証券会社であれば、実績数や経験はほぼ問題ないでしょう。

 

上場を実際にサポートしてくれるのは、公開引受担当者なので、彼らの実績も重要ですが、プレゼンを受ける時点では決まっていないでしょうから、契約を結んだ後に、彼らの実績や彼らとの相性を確認するしかありません。

 

もし、公開引受担当者に不安を感じたり、相性が合わないと感じたりしたときは、担当を変えてもらいましょう。

 

 

上場までのサポート内容

上場までのサポート体制やスケジュールを確認するようにしましょう。どのように上場までサポートしてくれるのか?企業側が望む支援をしてもらえるのか?しっかりと企業を誘導してくれることが望ましいです。

まとめ

今回は、そんな主幹事証券会社を選定する方法をテーマに、

 

・証券会社を絞り込む

・証券会社にアプローチする方法

・選定するポイント

 

についてまとめました。

 

主幹事証券会社をどこにするかで、上場ストーリーが変わりますので、正しく情報を入手して、しっかりと判断をしてください。あなたの会社に合った主幹事証券会社が選定できれば、スムーズに上場ができるでしょう。

 

 

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wrote by ひさつぐ
(本名:丹田 久嗣(たんだ ひさし))

職業  :経営コンサルタント

業務内容:資金調達、上場準備、社外CFO、その他経営コンサル

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