【資金調達】ベンチャーキャピタルはどうやって儲けているのか?

ベンチャー企業にとって、ベンチャーキャピタル(VC)からの資金調達は、融資と違って、返す必要がないお金なので、たいへん助かります。

 

しかし、簡単ではありません。特に、初めての資金調達は、想像以上に苦労をします。

 

投資家には、個人投資家/VC/事業会社などがありますが、その中でもVCは、投資を専門に扱う専門家です。

 

彼らは、豊富な知識と千里眼を持って、ベンチャー企業が策定した事業計画を評価します。その内容がよくなければ、出資を断られます。

 

ですから、ベンチャー企業は、VCが納得する事業計画に仕上げなければいけません。

 

しかし、経験値が浅いベンチャー企業が、何の武器も持たず丸腰で、百戦錬磨のVCに挑んだところで、勝ち目はありません。しっかりと準備をしなければいけません。何をしなければいけないんでしょうか?

 

”彼を知り己を知れば百戦殆(あや)うからず”

 

紀元前500年頃の中国春秋時代に、孫武によって書かれた、”孫子”という兵法書の一節にあるように、”まず相手のことを知る”ことが大事なんです。

今回は、”ベンチャーキャピタルはどうやって儲けているのか?”をテーマに、

 

・ベンチャーキャピタル(VC)って何?
・VCはどんな仕事をしている?
・VCはどうやって儲けているの?

 

について話をします。

この記事を読めば、相手の実情を知ることで、負けない戦い方を考えることができます。VCを唸らせる事業計画を策定できます。

 

そうしたらきっと、思い通りの資金調達ができ、事業をどんどん伸ばしていけるに違いありません。

ベンチャーキャピタル(VC)って何?

VCとは、ハイリターンを狙ったアグレッシブな投資を行う投資会社をいいます。VCは投資ファンドを作って投資活動をします。

 

投資ファンドは、2つの組合員から構成されていまして、1つは、投資ファンドを組成して、そのファンドを管理するGPと言われる人たちで、VC自身が担います。

 

もう1つは、LPと言われる人たちで、彼らが、投資ファンドにお金を出す人たちです。LPには、個人投資家や金融機関や大学や事業会社などがいます。

VCはどんな仕事をしている?

VCは、LPから預かった金をベンチャー企業へ投資して、投資したお金を増やして、LPに返すという使命があります。

 

VCは、LPにファンドへ金を入れてもらうために、投資実績やファンドのパフォーマンスや投資戦略を説明します。

 

その説明に賛同したLPから預かったお金で運営しますから、投資戦略から大きく逸脱したベンチャー企業への投資は、一般的にはしないという建てつけになっています。

 

 VCは、ファンド組成のため、⻑い期間、平均的には1年間くらいかけて、資金調達をします。

 

VCは目標調達額の25-50%を調達した時点で、資金調達のファーストクローズを行って、ベンチャー企業の投資を開始することが多いです。

 

そして投資と並行して、さらにファンドの資金調達を進めて、やがて自身のファンドの資金調達を締め切る、ファイナルクローズを迎えます。

 

”ファンドが組成された”というプレスリリースをよく見聞きしますが、その頃には、予定している投資の約半分くらいは終わっている状態になっていることが多いです。

 

そして、ファイナルクローズを迎えたVCは、基本的には、ファンド期間前半の3-5年のうちにベンチャー企業への投資を終えます。

 

そのファンドの期間内、だいたい10年間と設定される場合が多いですが、そのうちに、ベンチャー企業が望ましいExitができるよう、追加投資を含めた各種サポートを展開します。

VCはどうやって儲けているの?

一般的なVCの報酬は、マネジメントフィーとキャリーの2つで構成されています。

 

マネージメントフィー

マネジメントフィーは、毎年ファンドサイズに対して、所定の割合を運営費として受け取るものです。料率は2%が一般的です。

 

ファンドサイズが10億円だとすると、年間で、10億円 ×2%ですから、2,000万円、10年で2億円をVCが受け取ります。

VCは、このフィーを使って、社員の給与、家賃、旅費交通費などの活動費をまかないます。

 

ですから、10億円から2億円を引いた8億円が、実際の運用資金に充てられます。

キャリー

キャリーでは、ファンドが生み出した利益に対して、所定の割合を受け取るものです。

 

料率は 20%が一般的で、10億円のVCファンドが、ベンチャー企業への投資を通じて、30億円の資金を回収した場合、

投資利益20億円(=30億円-10億円)のうち20%にあたる4億円をVPが受け取り、

 

一方LPは10億円+16億円=26億円を受け取ります。

このようにしてVCは儲けているんです。

 

違う視点で見ると、ファンドサイズの80%の額をベンチャー企業に出資するということになります。

しかし、その額すべてをベンチャー企業1社だけに出資するということはありません。

実際には10社以上に割り当てていることが多いので、ファンドサイズがわかったら、だいたいそのVCが、1社に対して、平均どれくらい出資をしようと考えているか想像できます。

もしファンドサイズがわからない、あるいは出資サイズが想像できない場合は、彼らが考えている出資額を具体的に質問して、確認するようにしたほうがいいです。

ベンチャー企業側が希望している額とVCが考えている額がズレてると、投資検討自体が無駄になるので、しっかりとチェックしたいポイントです。

まとめ

今回は、”ベンチャーキャピタルはどうやって儲けているのか?”をテーマに、

 

・ベンチャーキャピタル(VC)って何?
・VCはどんな仕事をしている?
・VCはどうやって儲けているの?

 

について話をしました。

 

相手の実情を知れば、負けない戦い方を考えることができます。VCを唸らせる事業計画を策定することができます。

思い通りの資金調達をして、事業をどんどん伸ばしていきましょう!

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最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。

いかがだったでしょうか。

 

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wrote by ひさつぐ
(本名:丹田 久嗣(たんだ ひさし))

職業  :経営コンサルタント

業務内容:資金調達、上場準備、社外CFO、その他経営コンサル

活動地域:大阪、京都、滋賀、その他(要相談)

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