【リーダーシップ】リーダーが行うベきこと

リーダーが行うべきこと

『このプロジェクトをなんとか成功させたい』

『従業員が一丸となればこの難局を乗り越えられる』

でも、チームがまとまらない。チームメンバーをどのように引っ張っていけばいいのか、と悩んでいるリーダーも多いのではないでしょうか?

強く言い過ぎると、士気を下げ、かといって、各々の自主性に委ねると、協調性が生まれない。

いっこうに事が進まず、どんどん納期が迫ってくる。

やり切らなければ、プロジェクトは失敗する。

プロジェクトが失敗すると、売上は激減し、事業撤退やリストラをしなければならないかもしれない。

最悪の場合、倒産もあり得る。

ピリピリしているのは、リーダーだけ。自然と口調も強くなる。

『パワハラだ』なんて言われる始末。

この怒りは、どこに向ければいいんでしょうか?何がいけないんでしょうか?どうすればいいんでしょうか?

今回は、”リーダーが行うべきこと”テーマに、

・リーダーに必要な3つの資質

・いいチームを作る

・チームワークを仕込む

について話をします。

これからする話は、私が上場準備の責任者をしていた時、上場準備チームを作るほどの絶対数がおらず、私を含め経験者もいない中、若手メンバーを中心に、通常業務と兼務で上場準備をした経験に基づいています。

いろんな場面で共通する考え方だと思いますので、参考にしていただければと思います。

もくじ

リーダーに必要な3つの資質

リーダーが行うべきことを話す前に、まずリーダーに必要な3つの資質についてまとめてみました。3つの資質とは、目標設定力、責任感。相互信頼力です。それぞれ詳しく説明をしていきます。

目標設定力

目標設定力とは、ゴールを決めてその道順を示す力です。

 

子供の頃の遊ぶ場所は、喧嘩が強かったり、声が大きく意見が強い子供がほとんど決めていたと思います。

 

無理やり連れて行かれたっていう経験を持っている方も、いらっしゃるのではないでしょうか?無理に行っても、面白くなかったですよね。

チームを一つにまとめて、ベクトルを合わせて進むためには、感情的ではなく、論理的にを考え、時にはチームメンバーの意見を聞いたり、話し合ったりして折り合いをつけながら、考えていく必要があります。

ゴールは、チームが目指す最終地点です。

『どこにいくのか?』がわからなければ、どちらの方向に進めばいいかわかりません。

 

まず、ゴールを決めましょう。

 

道順とは、ゴールまでどういう順番で、どのように進めていくのかです。

 

それらは実現可能性があるものでないといけません。実現可能性があるからこそ、リーダーもメンバーもやる気になります。

 

そのためには、必要に応じて、メンバーの意見を聞いたり、話し合いが必要になることもあるでしょう。

 

そうすることで、チームメンバーの役割が明確になり、各自が自信をもって、行動できるようになります。

 

責任感

責任感とは、
自分の仕事や行為についての責任を果たそうとする気持ち

(出典:デジタル大辞泉)

です。

 

責任感の強い人に共通する性格としては、

・約束を守る
・努力家である
・言い訳しない

 

が挙げられます。

 

責任感の強い方は、ゴールに対して、何がなんでもやり遂げたいという強い意志を持っています。

 

その想いは熱く、その熱意は外に向けても発せられます。

 

そしてその熱い想いは、チームメンバーに伝染し、炎のように燃えたぎるチームが出来上がります。責任感を養うために、

 

・約束は必ず守ること

・何事にも努力を惜しまないこと

・言い訳をしないこと

 

が大事です。常にこれらを意識して行動しましょう。

相互信頼力

相互信頼力とは、条件をつけることなく、お互いを信頼することです。

 

ゴールと道順を明確に、チームメンバーと共有できれば、各メンバーの役割は明確になります。

 

それぞれの役割を十分に果たせば、最大級の成果が上げられます。

 

成果を上げる道のりは、平坦ではありません。山あり、谷あり、弊害や障害があります。

 

しかし、相互信頼があれば、メンバー同士が協力し合い、一緒に乗り越えて、いくことができます。

 

私は昔、相互信頼力ができませんでした。独りよがりで、メンバーと課題を共有することとができず、部下はもちろんのこと、上司やお客さんからも信用を失い、担当した仕事を失敗した苦い経験があります。

 

相互信頼におけるリーダーが必要な姿勢は、誠実さと謙虚さです。

 

この姿勢を貫けば、リーダーは、チームメンバーから信頼されるようになります。

ゴールに向かって正しく行動し、チームメンバーに対して、誠実に向き合うことです。

 

疑問を投げかけるメンバーがいたら、徹底的に話し合いましょう。

 

自分ができることと、できないことをきちんと理解し、謙虚な気持ちをもって、他人やチームメンバーの声に耳を傾けるようにしましょう。

 

 

いいチームを作る

 

優れたリーダーは、やはり総じていいチームづくりをしていると思います。

 

よく聞く話として、『4番バッターばかりを集めたチームが必ず勝つわけではない』という話がありますよね。

 

一方で、1人ひとりのスキルは並でも、バランスが取れ、チームワークが優れたチームが勝ち進むっていうことを見聞きしたことがあると思います。

足が速いメンバー、バントが上手いメンバー、勝負強いメンバー、守備が上手いメンバーなど。

 

『いろいろな特徴や得意技を持つメンバーがうまく噛み合うこと』これこそがゲームに勝つチームの条件です。

 

・チームが勝つために必要なものは何か?
・そのために必要なメンバーはどういう人物なのか?
・必要な人物をメンバーに加える

 

リーダーがまずやらなければいけないことは、いいチームを作るためのメンバーを集めることなんですね。

 

別記事で、成果があげられるチームを作るための3ステップをまとめているので、そちらも参考にしてみてください。

【会社経営】成果があげられるチームを作るための3ステップ

チームワークを仕込む

いいチームができたら次は、それぞれのメンバーがうまく噛み合うように、チームワークを仕込まなければいけません。これもまたリーダーの役割であり、リーダーの手腕にかかっています。

 

役割の明確化

各メンバーが自分の役割を理解してなければ、どう動けばいいかわかりません。

 

ですから、各メンバーの役割をまず明確にすることです。

 

各メンバーのポジションがどこで、役割は何かを明確します。

 

そのために、各メンバーとのコミュニケーションをしっかりと取り、リーダーとメンバーとの間にズレがないところまで、話し合う事が必要です。

 

各メンバーが納得できると、その役割をきちんとこなそうとするようになります。

 

メンバーにスキルがない場合は、指導・教育をするなどのサポートは忘れないようにしましょう。

 

また、進めていく中で、与えたポジションにマッチしていないとわかった時は、そのメンバーと話し合って、ポジションを変えるなど、タイムリーに判断しましょう。

信頼し任せること

信頼されてなければ、人は頑張ろうとしません。

 

役割が明確になり、メンバーが納得して、その役割をこなしていけるようになったら、信頼し、仕事を任せるようにしましょう。

 

信頼こそが、チームメンバーのエネルギーになります。

 

信頼されて、手を抜く人はいません。一生懸命にその役割を果たそうとするはずです。

 

任せることは、放任することではありません。任せるけれど見守るということが必要です。

 

失敗や漏れがあっても、バックアップできる体制を敷いておきましょう。

 

そうすることによって、メンバーは失敗を恐れず思い切って仕事ができるようになります。

チームワークを発揮する

1人でできる仕事は限られます。チームで仕事ができるようになると、できることが増えます。

 

役割を明確にし、信頼し任せられるようになると、自分の仕事だけでなく、近くのメンバーの仕事が見えるようになります。

 

メンバー間に信頼関係が生まれると、さらにチーム全体にそれが広がり、協力して、仕事が進められるようになります。

 

いま自分が何をしなければならないか、がわかるようになり、効率の良いチームができ上がります。最高のチームができあがれば、どんなに難しい問題が起きても、乗り越えられるようになります。

まとめ

今回は、”リーダーが行うべきこと”テーマに、

・リーダーに必要な3つの資質

・いいチームを作る

・チームワークを仕込む

について話をしました。

これからは、私が上場準備の責任者をしていた時の経験に基づいて書きましたが、いろんな場面で共通する考え方だと思いますので、参考にしていただければと思います。

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wrote by ひさつぐ
(本名:丹田 久嗣(たんだ ひさし))

職業  :経営コンサルタント

業務内容:資金調達、上場準備、社外CFO、その他経営コンサル

活動地域:大阪、京都、滋賀、その他(要相談)

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