【会社経営】経営はやっぱり社長が想うようにしか進まない

経営はやっぱり社長が想うように進まない

 

『会社経営は思い通りにいかない』

 

と感じている社長は多いと思います。そして、”思い通りにいかない”時の理由を

 

・準備が足りていなかった
・知識が不足していた
・初めての経験だった

 

など、知識や経験が足りていないことを理由に挙げるのではないでしょうか。

知識も経験もあることならば、思い通りにいくでしょう。しかし、何か新しいことをする時は、どうしても準備や知識が不足しがちになります。

 

だからと言って、『十分な知識を貯めてしっかりと準備すればいい』と、時間をかけていては、チャンスを逃すかもしれません。市場は激しく変化し、多くの競合がいます。他社よりも早く前に進まなければ、生き残っていけません。

 

ですから、どうしてもリスクを負って、チャレンジしなければならないんですよね。やらなきゃいけない”でも、”思う通りにいかない”。歯がゆいですよね。

今回は、”経営はやっぱり社長が想うようにしか進まない”をテーマに、

 

・思い通りにいくわけがない

・しかし社長が想うようにしか進まない

・足元ばかりを気にしてしまう

・想いを強く持つことが大事

 

について話をします。

 

経営はやっぱり社長が想うようにしか進まないものなんですね。そのことを十分に理解していれば、きっと明日からあなたの考え方や行動が変わるでしょう。

 

モヤモヤしている気持ちが晴れて、チャレンジすることをためらわずに、できるようになります。

 

そして、新たな会社経営ができるようになりますよ。

 

もくじ

思い通りにいくわけがない

会社経営は思い通りにいきません。うまくいかないと考えておいた方がいいでしょう。

 

新しいことをする時にはなおさらです。

 

経営者は、新しいことにチャレンジしなければ、会社が成長しないことを知っています。

 

しかし、チャレンジすることに二の足を踏んでしまうんです。それはなぜでしょうか?

 

人間は失敗を恐れる生き物だからです。

 

人間には、生き延びるために、危険を回避するよう遺伝子に組み込まれています。

 

ですから、失敗を恐れるのは仕方ないことなんです。

 

ですが、経営者はその気持ちに打ち勝たなければいけません。

 

それには、失敗を受け入れることが必要です。

 

有名な経営者たち例えば、ビル・ゲイツやヘンリー・フォードもたくさん失敗をしています。あの名経営者たちも失敗してきたんですから、そう簡単に経営が思い通りにいくわけないんです。

 

【できる経営者】成功者は失敗を失敗とは思わない

しかし…社長が想うようにしか進まない

会社は赤字ですか?
商品があまり売れてないですか?

 

会社が赤字になるのは、経営者が赤字でもいいと思っているからです。

 

商品が売れないのは、売れなくても構わないと考えているからです。

 

『そんなことは考えていない』と強く反論されるかもしれません。

 

胸に手を当てて、よく考えてみてください。

 

『自分は悪くない。××が悪いんだ』と言い訳をしてないでしょうか?外部のせいにしていませんか?

 

言い訳したり外部のせいにしていること自体が、その結果でも仕方ないと納得している証拠なんです。

経営者が社員旅行に、『ハワイへ行く』と言えば、ハワイになるでしょう。

 

ハワイを諦めて『熱海温泉でいい』と、経営者が言えば、行き先を変えて、熱海に行くことになるでしょう。

 

すなわち、経営者の想う方向にしか物事は進まないんです。

 

足元ばかりを気にしてしまう

『思い通りにいくわけがない』けど、『想うようにしか進まない』と相反する話をしました。

 

ここでは、そのカラクリを話します。

 

会社のゴールを決めていますか?そのゴールは、どれくらい未来のことでしょうか。10年後でしょうか?それとも30年後でしょうか?

 

数ヶ月後や1年後の目標は、ゴールではありません。ここでいうゴールは、到着点です。

 

それに向かって突き進んでいると思います。これはそう変わるものではないですよね。

 

そう…これが、『想うようにしか進まない』という理由です。

 

会社で、目先の年次目標や○ヶ年計画を設定していると思いますが、それらを目指して毎日頑張っていると思います。もしかすると、

それらを達成するために、いくつかのプロジェクトを進めているのかもしれません。

 

思い通りにいかないのは、この直近の計画や目標であったり、具体的な日々の業務のことではないでしょうか?

 

今年の売上や直近の商品の売れ行きに、一喜一憂してはいけません。

なぜなら、直近の計画や目標が達成しなかったとしても、ゴールを目指すにあたっては、大きな問題にならないからです。

 

その目標は、ゴールまでの中間地点に過ぎず、ゴールに到達できないことには、ならないんです。

 

『思い通りにいかない?それがどうした』くらいに考えることが大切なんですね。

 

想いを強く持つことが大事

子供は、どうしても欲しいものがあれば、親にねだります。

 

それが叶わなかったら、デパートのフロアで寝そべってごねたりします。

 

子供は、周りの目を気にしません。欲しいという想いが強いからです。

 

『無理だ。やめておけ』
『バカじゃないの』

 

他人からそう言われるのが、怖くて諦めるのは、それほど想いが強くないということです。

 

強い想いを持つと、他人の目は気になりません。

 

想いが強ければ、行動は変わります。

 

他人にどう思われようと、突き進んでいけるようになります。

例えば、会社を立ち上げたばかりで、商品もなければ、売り上げも当然ゼロ、だとしましょう。

 

10年後のゴールを”年商100億円”と言ったら、先輩経営者や友人は、『1億円にしておけ』と指摘されるかもしれません。

 

そんな時、友人たちの言葉に従って、ゴールを1億円に修正しますか?

 

それとも、自分を信じて、100億円を目指しますか?

 

決めるのは社長です。

1億円の会社なら、社長と従業員数名もしかすると、社長1人でできるかもしれません。100億円の会社なら、数百名規模の組織を作らなければいけません。

 

従業員数を取っても大きな違いがありますが、管理するためにすべきことを考えると、違いはさらに大きくなります。

 

100億円企業を目指す行動は、1億円企業を目指す行動とはまったく違います。

 

1億円企業を目指して、100億円企業には到底なれませんが、100億円企業を目指すから、100億円に届くような行動をするようになるんですね。

それには、社長の強い想いが必要です。

 

まだその想いができていないなら、まずはそこから考えましょう。

 

強い想いができれば、ゴールに向けて一つひとつ乗り越えていき、少しづつゴールに近づいていけます。

まとめ

今回は、”経営はやっぱり社長が想うようにしか進まない”をテーマに、

 

・思い通りにいくわけがない

・しかし社長が想うようにしか進まない

・足元ばかりを気にしてしまう

・想いを強く持つことが大事

 

について話をしました。会社経営は思い通りにいかないと感じているかもしれませんが、経営はやっぱり社長が想うようにしか進まないものなんですね。

 

そのことを十分に理解していれば、きっと明日からあなたの考え方や行動が変わるでしょう。モヤモヤしている気持ちが晴れて、チャレンジすることをためらわずに、できるようになりますよ。

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wrote by ひさつぐ
(本名:丹田 久嗣(たんだ ひさし))

職業  :経営コンサルタント

業務内容:資金調達、上場準備、社外CFO、その他経営コンサル

活動地域:大阪、京都、滋賀、その他(要相談)

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