【会社経営】いい会社はルールよりもモラルを大切にしている

いい会社はルールよりもモラルを大切にしている

 

”いい会社”とはどんな会社でしょうか?

 

・社員が楽しそう
・雰囲気がいい

・福利厚生が充実している
・残業や休日出勤が少ない

・給与がいい
・儲かっている
・社会貢献している

 

などが挙げられるでしょう。

これらの中で、何を重要視するかは、人それぞれだと思いますが、社員にとってプラスであることが、重要な要素の一つだと言えると思います。

 

そして、これらの特徴を持ついい会社には、ある共通点があります。それは、ルールよりもモラルを重要視していることです。

もし今の会社が、

 

・”ルールを作っても守られない”状況になっている
細かなルールがどんどん増え、監視を厳しくしている
社内巡回で改善されるもののその効果は一時的

このような状態になっているなら危険です。

 

・従業員のモチベーションが低いのも

・商品開発が進まないのも

・会社の業績が振るわないのも


モラルの低下が原因です。

 

モラルが向上できれば、ルールは守られます。

 

社員のモチベーションが向上し、会社の業績が上がります。

 

ではどうして、モラルがなぜ低いんでしょうか?どうすればモラルを高めることができるのでしょうか?

今回は、いい会社はルールよりもモラルを大切にしている”をテーマに、

 

・多すぎるルールが会社をダメにする

・モラルが社員の自立を促す

・ミッション/ビジョンがモラルを高める

 

について話をします。

 

ルールが守られない理由と、モラル低下の原因がわかるでしょう。そうすれば、どのようにすればいいかがわかります。これらがわかると、社員の意識が変化し、ルールが守られ、社員のモチベーションが向上し、商品開発も進み、会社の業績が上がります。

もくじ

多すぎるルールが会社をダメにする

会社を運営するには、最低限のルールは必要です。しかし、無意味に多いルールは、会社をダメにします。

 

ルールを作ると、境界線ギリギリに立とうとする人が出ます。その境界線が、人によって微妙に違うので、ルールから外れる人が現れます。

 

すると、さらに詳細にルールが見直され…どんどん細かなルールが増えていくんです。

 

これらのルールは、誰かが作らないといけません。守られないから、遵守させる仕事も増えます。

 

すなわち、会社の儲けにもならない業務に、時間とお金を使わなければならないんです。無駄の何ものでもありません。

さらにルールは、人から思考能力をも奪います。『ルールを守ればいい』『その通りやってればいい』と思うからです。

 

細かなルールは、本業へも波及していきます。

 

ルールがないと、本業が進まなくなります。社員の創造性が失われ硬直化します。トラブルに対応できなくなります。

 

ルールは、自分たちを律するための手段の一つに過ぎません。ところがルールを強調しすぎると、ルールを守ることが目的化して、その結果、組織を腐らせていくんです。

モラルが社員の自立を促す

最低限のルールは必要ですそして最低限のルールは、モラルに基づくものであるべきです。

 

ですから、大切なのはモラルなんです。

 

モラルとは、倫理や道徳意識という意味です。一夫多妻制の国では、複数の妻を持つことにモラルを問われることはありませんが、日本では、複数の妻を持つと、大問題になるのと同じように、モラルは、時代や社会によっても変わります。

会社の中でのモラルを考えると、事業活動において普遍的な基準に、置き換えることができます。

 

そしてこのモラルは、会社の文化や考え方によって違ってきます。

 

・ミッション
・ビジョン
・理念
・価値観
・哲学

 

といったところでしょうか。

 

これらを社員に浸透させることができると、ルールを作らなくとも、それらに基づいて、社員は行動するようになります。

 

・ルールやマナーを守る
・仕事に責任感を持つ
・嘘をつかない
・臨機応変に行動できる

 

自立した社員が増えるんです。

ミッション/ビションがモラルを高める

会社のミッションやビジョンが社員と共有できると、

 

・会社ー社員間
・役員ー社員間
・社員ー社員間

 

の信頼関係が生まれ、ルールは必要なくなります。

 

相手を想い、譲り合い、問題が発生すれば、話し合うことができるようになります。

 

契約書など要りません。シンプルな会社ができあがります。

 

ミッションやビジョンには、会社の哲学が詰まっています。

 

逆に、会社の哲学が詰まっているミッションやビジョンにしておかなければいけません。

 

・何を目指すのか?
・何を大事にするのか?

 

もしそういったことが明確になっていないならば、まずは、ミッションやビジョンを見直したほうがいいと思います。

【ミッション/ビジョン】どこに向かうのか?を考える

ミッションやビジョンを社員に理解をさせて共有するといってもそう簡単ではありません。

 

何度も繰り返すことが大事です。何度も繰り返し、社員の心に浸透していくと、どうしても共感できない社員は、会社を遅かれ早かれ去るでしょう。それで構わないのです。

 

ミッションやビジョンを社員に伝えるときに大事なのは、ブレないことです。

 

十分に理解できていないときは、間違いを起こします。ミスをします。それは仕方がないことです。

 

しかし、見逃してはいけません。自由を容認することと甘やかすこととは違います。

 

会社の哲学から外れる社員の行為は、絶対に許してはいけません。毅然とした態度でしっかりと、教育しなければいけないんです。

 

ミッションやビジョンを作り、社員と共有しましょう。

 

そうすることによって、ルールは守られ、社内の雰囲気が良くなり、社員のモチベーションが向上し、商品開発が進み、会社の業績は必ず上がります。

まとめ

今回は、いい会社はルールよりもモラルを大切にしている”をテーマに、

 

・多すぎるルールが会社をダメにする

・モラルが社員の自立を促す

・ミッション/ビジョンがモラルを高める

 

について話をしました。

 

ルールが守られない理由と、モラル低下の原因がわかったでしょう。モラルを上げるには、ミッションやビジョンが必要です。

 

ミッションやビジョンを作り、社員と共有しましょう。社員の意識が変化し、ルールが守られ、社員のモチベーションが向上し、商品開発も進み、会社の業績が上がります。

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wrote by ひさつぐ
(本名:丹田 久嗣(たんだ ひさし))

職業  :経営コンサルタント

業務内容:資金調達、上場準備、社外CFO、その他経営コンサル

活動地域:大阪、京都、滋賀、その他(要相談)

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