【上場準備】リーダーシップの取り方1/3
私は、上場準備責任者に就任した時、不安でしかたありませんでした。なぜなら私は、銀行や監査法人の出身でもなければ、過去の職歴でも、経理や財務の経験がありませんでしたし、大学では化学を専攻し、就職先では、20年間技術者として勤務していたからです。
ある日、ある起業家に誘われ、ベンチャー企業の創業に参画し、“適切な人材がいないから”という理由で、資金調達を担当。さらには、上場準備責任者をする羽目になりました。
そんな私が、経験ゼロの状態から、どのようにして、上場準備を進めていったのか?平たく言うと、『やらざるを得なかったから』ですが、たくさんの失敗と挫折を繰り返しながら、そんな中で、気づいたポイントが3つあります。
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今回はまず、その一つ目として、”本気になれ!”をテーマに、
・誰でも上場準備責任者は務まる
・リーダーは本気であれ!
・本気スイッチを入れる
について解説をしていきます。
これらを理解することで、上場準備責任者において、まず初めに大事なことが、本気になることだということがわかります。
これであなたは、立派な上場準備責任者として、スタートが切れるでしょう。
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もくじ
誰でも上場準備責任者は務まる
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『ご経験はあるのですか?』『会計士等の資格をお持ちなんですか?』上場準備責任者をしていると、ほぼ100%聞かれます。
そして、『いいえ。経験はありません』と答えると、馬鹿にするような目で、顔を覗き込まれます。
あなたは、
・銀行や監査法人の出身でもない
・経理や財務の経験がない
・上場経験もない
・上場企業にも勤めたことのない
人間が、上場準備責任者という大役を務めることができると思いますか?
答えは、『はい。務まります』です。
私は、大学で化学を専攻し、就職先では20年間技術者として勤務し、長年、“上場”とは程遠い場所にいました。
ある日、ある起業家に誘われ、ベンチャー企業の創業に参画し、“適切な人材がいないから”という理由で、資金調達を担当し、さらには、上場準備責任者になりました。
それから数年後、上場こそ果たせませんでした(倒産したため)が、主幹事証券会社が行う引受検査ができるところまで、上場準備を仕上げることができました。
もちろん、経験ゼロからのスタートでしたから、順風満帆にはいきませんでしたが、失敗と挫折を繰り返しながらも、スケジュール通りに進めることができました。
もう一度言います。『上場準備責任者は、経験がなくても務まります』
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リーダーは本気であれ!
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誰でも未経験なことに対しては、恐れを抱きます。何が起こるかわからない、危険かもしれないことに対して、人間は、警戒するようにできています。
当然の反応です。
しかし、恐れて踏み出さなければ、前には進めません。前に進まなければ、成功に到達できません。恐怖を跳ね退け、チャレンジした者だけが、成功するチャンスを得られるんです。『言われたからやってみた』では、うまくいきません。
他人から、『無理に決まっている』『諦めろ』と言われて、おじけてしまうようなら、間違いなく失敗します。
経験者であっても、本気でなれければつまずきます。本気になれないのなら、やめておいたほうがいいです。安請け合いをしてはいけません。
経験者であるか未経験者であるかが問題なのではなく、本気で取り組めるかどうかが重要なんです。
『素人だからってなんだ?やってやろうじゃないか!』『馬鹿にした奴らの鼻を明かしてやればいい!』
リーダーが一番初めにやるべきことは、本気になることなんです。
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本気スイッチを入れる
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知識のないことは、これからどんなことが起こるのか?どのようにすればいいのか?何から手をつけたらいいのか?わかりません。とりあえず流されるままに、進めていってもモヤモヤします。
初めはそれでも構いません。
大事なのは、モヤモヤしてても、とにかく前に進むことと、そして、将来を妄想することです。
リアルに妄想する方法の一つとしては、東京証券取引所を見学するといいでしょう。見学はいつでも自由にできます(案内付きは10名以上で予約必要)から、何度もいくといいでしょう。
新調したスーツを身に纏い、ステージの上に立っている姿。あなたが、上場の鐘を打っています。歓声と拍手が湧き上がり、『おめでとう!』『ありがとうございます!』仲間や関係者たちと、握手を交わしています。
妄想がどんどんと広がっていき、いま実際に目の前に起こっている出来事のように感じます。アドレナリンが湧き出がり、胸が熱くなってきます。あなたの本気スイッチが入ります。
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まとめ
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今回は”本気になれ!”をテーマに、
・誰でも上場準備責任者は務まる
・リーダーは本気であれ!
・本気スイッチを入れる
について解説しました。
今回の話をまとめると、経験者であるか未経験者であるかが問題なのではなく、本気で取り組めるかどうかが重要なんだということ、そして本気になるために、リアルなイメージを持つことが大事であることを話しました。
これであなたは、立派な上場準備責任者として、スタートが切れるでしょう。
そしてあなたが決して、この本気を忘れなければ、必ず上場は、勝ち取れるに違いありません。
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wrote by ひさつぐ
(本名:丹田 久嗣(たんだ ひさし))
職業 :経営コンサルタント
業務内容:資金調達、上場準備、社外CFO、その他経営コンサル
活動地域:大阪、京都、滋賀、その他(要相談)
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